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尾木ママの講演会で改めて思ったこと。私の使命。

この写真は、選挙の時、
私を見かけたという子どもたちからもらったメッセージです。
他にも何枚かあり宝物にしています。
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この子どもたちのためにも頑張らないと!と改めて思ったことが、今回の尾木ママの講演会でありましたので、
今日はそれをメインに書きたいと思います。

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教育は、どういう風に質を上げるのかというのが問題。
日本の“脱ゆとり教育”は、授業時間を増やし、前に削ったものを復活させただけ。
そこには質の変化というのが何もない!

一方、他の国は、“質を上げる”ことでスパイラル的に向上している。
【1例】インド人学校
小学校2年生の掛け算の授業の時に、同時に割り算もする。
なぜなら、理屈が同じだから同時にやった方が早い!という発想。
(日本は2年生で掛け算、3年生で割り算、)

こうした質の変化が日本には何もなく、
量と時間が増えるだけで、ここで文科省も攻防しており、実にくだらない。
その間に中国も韓国も全部、質のアップに入っている。

現状分析を科学的に総合的に特にグローバルな視点でやらないと、
良いことをやろうとしても現場は転んでしまう。
世界を意識しないと、本当に日本は沈んでしまう。

こうした内容が盛り沢山で、
いかに日本が世界(ヨーロッパ、アメリカ、インド、中国、韓国など)と違うか、
どういう状況であるか、危機か(尾木ママ談)という話の続きをたくさん書いていきたいのですが、
省略しすぎて曲がった方向で伝わってはいけないので、
今日は少なくとも、私が政治に携わるものとして、お伝えしたいことや想いを記したいと思います。
(もちろん、他の部分についても後々お伝えしていきます。)

「子どもの権利」

例えば、ノルウェーでは、
道路を作るとき、近辺の小中学校全部に白い地図を配って、
「自分たちの遊んでいる場所、公園とか広場とかを全部塗りなさい。」と、
オールシーズンのところは赤、そうではないところは黄色で、などと色別で塗って提出させ、
オールシーズンで遊んでいる場所は避けて(迂回させて)、道路を作るそうです!

そうするとどうでしょう?

道路ができたときに、
子どもとしては
「“自分たちがここで遊んでいる”と言ったら、自治体、行政はカーブして避けてくれた!」と、

これだけで大人に対する信頼や行政に対する信頼がずーっとできる。

そして誇りを持ってこの地域の一員として頑張らなくちゃ!と思う。

日本では??

子どもの遊び場を潰そうと思っていないにしても、
意見も聞かずに作って、偶然潰れたということもある。

でも子どもたちは、「あ、大人社会ってこういうもんなんだ」と諦めて育っていく。
これには物凄い違いがある。

・・・いかがでしょう?

私は、これはすごくわかるなぁと思いました。
私も子どもの頃、いつの間にか秘密基地みたいにしていた場所が立ち入り禁止になって、
後に道路が整備されて無くなってしまったことがありました。

また、尾木ママから聞くまで思いもしなかったけれども、
私が子どものころ政治や行政に関わったものといえば、
役所を見学に行ったり、作文や絵、書道などの表彰を受けるとか、それぐらいのもので、

気持ち的にも、政治に関わるとか関わろうとか思いませんでした。

今振り返ってみると、大人になったらするものみたいな感覚が無意識の内にあったのだろうと思います。

私の感覚も含め、
尾木ママが言っていることを多くの子どもたちが感じている(感じてきた)ようであれば、
確かに、ノルウェーなどのヨーロッパで育ってきた子どもたちと、
日本で育って来た子どもたちでは、政治に関わろうとする気持ちも、期待や想いも違うだろうと思います。

そういう背景があるにも関わらず、
大人になってから急に「若い人の政治の参画を!」といくら叫んでも、
よほどのことが無い限り多くの人には響かないし動かないと思います。

動くことでの、達成感も幸せ度も経験していないのに。

(※だからと言って、諦めているわけではありませんし、頑張っていきます!)

尾木ママは、
政治家や行政だけではなくて、TVのキャスターなど放送にしても、
とにかく子どもへのメッセージが欠けていると言っていました。

日本は子どもへのメッセージが無い、
また家庭での親子関係が関係不全に陥っている(いづれ記述します)、
こういうことが根本になっていて、
そのことが日本の子どもたちに孤独感を生み出しているのではないでしょうか。

日本の若者や働く世代を見ていても、
諦めることや、割り切るほうが早いという人が多いような気がします。

(以前、サッカーの日本代表選手が
「日本は冷笑主義みたいなところもある」と言っていた言葉がすごく印象的でした。)

私は少なくとも政治に携わるものとして、もっともっと子どもたちと関わっていこうと思います。

今の閉塞感を打ち破っていくには、多くの人の知恵と行動力が必要。

今のように一部の人たち(特に既得権益者がメイン)で国を作っていくのではなく、

一人でも多くの子どもたちが、「自分たちの国を作っていくのは自分たちだ」という気持ちを、
子どものうちから自然と持て、
子どもたちが大きくなる頃には本当の民主主義を実現できるようにしたいからです。

そもそも、子どもたちに孤独感ではなく、幸せを感じてもらいたいです。
そんな社会を作っていくことに全力します。

写真のメッセージをくれた子どもたちは少なくとも、私のことを身近に感じてくれている。
私は政治と子どもとの橋渡しをしっかりするのが使命のような気も勝手ながらしてきました。
頑張って参ります。

港区議会議員 小田あき(現 やなざわ亜紀)