◆プレッシャーや責任感あれど!〜エレベーター等対策特別委員会委員長の任期を終えて〜
過日、私は、2年間のエレベーター等対策特別委員会の委員長の任期を終えました。
(この写真、後ろの議長にピントが合ってるので私がピンぼけしていますが!)
この委員会は、
今から11年前の平成18年に、区民向け住宅シティハイツ竹芝のエレベーターで、
当時高校二年生の尊い命が失われるという大変痛ましい事故が発生し、
現在も裁判が続いていることや、
この事故を風化させてはならないとの理由で設置された委員会です。
私は、政治にとって何より大事なのは、
「人命を守る」ことだと考えていますので、
この、
命に関わる委員会の委員長というのは、
私としては、
正直やりがいよりも相当のプレッシャーと責任を感じていました。
基本ビビリなので、
港区内でエレベーター事故を絶対起こしてはならない!!
というマインドで常にいたわけです。
そこで、平成27年、私が委員長になり、
本会議で委員会設置の提案理由を述べる際
(委員会設置の意義や目的を述べる場でもある)にも、
事故を風化させないためだけではなく、
今、これからを生きる人の安全・安心を守るためのものではなくてはならないと思い、
当初の案文に追加し、私の意見を十分に入れ、発案しました。
その後も、
例えば、平成27年7月、埼玉県の中学校のエレベーターで、
女子生徒が持っていた靴袋のひもが挟まり指を切断した事故をニュースで知った際は、
港区の行政の担当者に指示をし、
区有施設内での利用者に向けたエレベーター使用方法や注意喚起を今一度徹底して欲しいと、
それぞれの施設担当者に呼びかけてもらいました。
また、
平成28年度の予算を決める第1回定例会では、
予算の1丁目1番地といっても良い箇所に、
エレベーター事故根絶を目指し画期的な予算が組まれ、今も対策が進んでいます。
本当に大袈裟ではなく、
2年間、全国のエレベーターに関するニュースをチェックし、
毎日、港区内でエレベーター事故、起こらないで!起こしてはならない!と願い続けました。
(区有施設だけではなく、民間の施設も含めてです。
というのは、例え民間施設での事故だとしても、
区内で起きたものは、区としてできることはなかったのかと、
私は責任を感じてしまう人間だからです。)
今、無事、区有施設内での事故0で、委員長の任期を終えられたこと、
ほんの少しはほっとしています。
しかし、これからも区民の安全・安心を守る立場であることに変わりはありません。
むしろ、元委員長として、
そして今、新しい任をいただいていますので、
ますますその責任もやりがいも強め、気を引き締めて取組んで参ります。
港区議会議員 やなざわ亜紀