◆シングルマザーの会「ブルーバード」の声。どうか追いつめないで。そして、「いいんだよ、大丈夫だよ」と声をかけてください
先月、シングルマザーの会“ブルーバード”を開催しました。
その前に・・・
実は私は、離婚からしばらくはシングルマザーを表立って名乗りたくはありませんでした。
私がそれを主張することによって傷ついてしまうことの方が多いから。
そして娘が傷つくことがあれば何よりも辛いから。
でも、公人であり、黙っていてもわかってしまうし・・・。
そんな中、友人たちからはどんどん、「堂々としていいんだよ」とあたたかい言葉をかけていただいていること、
「亜紀さんが、議員も母も女性も、保護者会の会長(当時)も、やっていて本当に励みになる、自分も頑張ろうと思える」なんて同じシングルマザーの方から声をかけていただいて、
内心はボロボロなだけに涙が出そうなぐらい嬉しかったこと。
議会等でひとり親に関する質問が出た時、「自分の方がもっと伝えられるし、もっと発言していくべきだな」という気持ちがどんどんと抑えられなくなってきたこと。
一方で、「行政の支援を増やすことで、ひとり親世帯を増やし苦しませる家族を増やすことにはならないだろうか」という不安との葛藤もありました。
でも今!実際に!
困っている家庭の方が多く、相談を受けることの方が多く、
私自身、
「どうしたって、この経験は変えられないんだから、これをプラスに変えないといけない、社会に活かさないといけない。何より、ひとり親が子育てしやすい社会は、誰にとっても子育てしやすい社会に変わるはずだ、それが私の役割だし、できるはずだ。」
「それができた方が、娘も喜んでくれる」
と、そう思えるようになりました。
そして議会でも発言するようになり、今に至るわけです。
でもやはりもっともっと把握が必要なので、
より多くの声を集めようと、シングルマザーの会を「ブルーバード」という名前で定期的にやっていこうか!となり・・・。
ちなみに「ブルーバード」、
この名前の由来は、「シングルマザーの会だと露骨すぎる!」というのと、
シングルマザー以外の方、共感やご支援していただける人にも入って欲しいこと、
ブルーバードにしたのは、
鳥の様に羽ばたいていくことを目指していくこと、
自由に飛びまわることを目指そうよということ、
青い鳥の童話のように「幸せになろう。でも実は幸せはここにあるということに気付こう」
そんな意味が込められています。
ちなみに先月は、うちで開催したので、まずはごくごく親しい&集まりやすいメンバーと。
18時に帰ってきて、15分ぐらいで仕度したので、美味しいご飯を用意するはずが超適当になってしまいました
& 途中から、
単なる飲み会、うさばらし会になったような気がしますが、まぁそれも大事、大事^^:
以下はひとまず でてきた声。メモです。
- 1「転居するお金がない」
- 2「仕事して、育児して、家事して、睡眠不足の連続で、朝、起きるのが辛い」
- 3「一人で一人、もしくは二人を育てている」「私は3人」
- 4「養育費はもらっていない」、「少ない」
- 5「遅刻をしたら(休んだら)お給料が減る。」
- 6「社会に蝕まれていく。」「社会が追いつめる」
- 7「出来ない、悲しいことを受け入れると楽になれる。」
- 8「普通に過ごして行くとうつ病になる」
- 9「死ねっつーなら死んでやるよ。」
- 10「(保育園、学校などの)先生まで追いつめてくる」(無意識、意識的、両方)
- 11「子育てでいっぱいいっぱいの人を追いつめないで。」
- 12「再出発できない。」
- 13「子どもの命を一人で背負っている」
- 14「余裕がなく、職場でミスをしてしまい、怒られてしまう」
- 15「子ども自身も追いつめてくる(余裕がないとそう感じる)」
- 16「疲れてしまう」
- 17「周囲の人は子どものダメなところをついてくる」
- 18「子どもを殺す気ですか。」と問いたくなった時があった。
- 19(子どもを)殺してもおかしくない精神状態にある、と言える。
- 20 追いつめられてどうしようもない時、公園で、保育園が同じ園のお母さんからふと「あなたの育児は間違っていないよ。」と言われたことで救われた。
箇条書きですし、ちょっとかぶっている点もあり、伝わりにくいかもしれませんが、私は、これらがどういう背景で発せられている言葉なのか、よく覚えていますので、これらの声がより具体的になって、まとまって、私の議会での活動になり、ひとり親家庭の生活の向上に繋がります。
ひとり親の方、ご興味ある方、ぜひ一緒にやりましょう!!
港区議会議員 やなざわ亜紀