◆日本テレビ「スッキリ」 票ハラ、セクハラなどハラスメントの取材を受け出演しました。今、私が考えること。
今朝放送の日本テレビ「スッキリ」【女性議員への票ハラスメント】に出演しました。
取材を受けた時点では票ハラ・男性議員からのセクハラについてでしたので、
過去(議員1期目の時)に新聞取材を受けた際に、港区議会内で大騒動になってしまったことなどから、「いつか自分が議員生活を終わる日が来たら言おう!」
と思っていたのですけれど、今なら3期目となり、「もちろんこの問題を無くしたい」「無くす世の中の動きを作ることが必要だ」「そして3期目となり、どうなっても対応できる!」と思いましたので出演を決意しました。
しかし、内容が内容なだけに、告知するのも勇気がいって、親にも言えていなくて…。
というのも、応援者や親に、「こんなこと言われているの!?」「されているの!?」「(過去の騒動を知っている方からは)出ちゃって大丈夫ですか?」と心配をいただいたり、知らない方には自分がこんな目に遭っているというのを知られるのも情けないようで嫌でしたし、また、応援者以外からの、「こんな発言をして!!」とか「ダメだよ!」とか「今からでも放送中止を申し入れて!」などの、周囲から何かしらハレーションが起きることも嫌だったんです。実際、取材から放送までの間も「言わない方が」とか「余計問題になるかもよ」と多少の圧力のようなものを感じる瞬間もありました。でも、今日の放送を終えて、「もう大丈夫!」と思っていた私が、こう思ってしまっていたことも問題だ!とすら思えるようになりました!
ちなみに今日のVTRでは、女性議員側としての映像は、被害についてのみの放送でしたが、私がインタビューで話したのは、「特に初めての選挙の時や1期目の時に起こりやすい」、「相談体制が確立していないことが問題、とはいえ、議員は、党や議会といっても、それぞれの議員が個人事業主のような性格を持っているので、 セクハラを相談したところで、誰がセクハラをする有権者や議員に注意をするのか!?注意を促すのか!?罰するのか!?それは非常に難しい」という問題提起。「セクハラに対する研修や勉強を誰もが受ける体制であったり、撲滅しようとする世の中の動きを作る必要がある」などと対策についての話もさせていただきました。
実際被害を受けている私達からすると、個人的には近藤春菜さんの「こんな人たちからは票を剥奪すべき!」とか加藤浩次さんの「女性議員に毅然とした態度(立場とおっしゃったかも)を取りなさいということでは無いと僕は思っていて、周りの男性が…」と言ってくださったことが、めっちゃ「スッキリ」!!しました。
そうなんですよ!私はもう3期目ですしね、2期目後半あたりからは毅然と対応しています。それでも、「その顔と胸で票を取ってるんでしょー!触っていい!?」と言われたり、「応援する!」と言っている男性から「え?子どもいるの?子どもいるやつには興味ねーわ!」と言われたり、街頭演説の時だって、「こいつらは誰の手でも握るんだよ!」なんて遠くから叫ばれたこともあります!
女性への侮辱ですよね。
私は解決しなければならない区民の皆様の問題がたくさんあって、時間は有限の中で、そっちばかりを行なってきて、こう言った問題に対しては自分が我慢するか流していけば良いだけのことだと思っていましたが、今回の取材と出演を通じて思ったことは、私のことに限らず、これまでにも様々起こった、こうした女性の問題について、なぜ被害を受ける方が我慢したり、女性にも問題があると言われがちであったり、告発をすることで、別の被害を受けたり、抑えられたりするのでしょうか。
また「女性の権利」とか「女性の地位の向上」とかいうと叩き出す人や、嫌悪感を抱く人、バカにしたりする人がいるのでしょうか。
「仕事と家事の両立が大変」とか、ほんの少し言うだけで、「じゃ、辞めれば!?」とか心無い言葉だけを投げてくる人がいるのでしょうか。
家事も子育ても、なぜ母親の方が行い、仕事を抑えていくのがなんとなくの前提としてあるのでしょうか。
また、こうしたことを言われる前に、一般的な風潮としてある男性の価値観や考えに合わせている瞬間、合わせて活動しなければならない瞬間ってありませんか?
なのに「女性だから得をしている」「制度を使って楽をしている」なんて言われることはありませんか?
日本女性は、まだまだ抑えられて、抑えられて、抑えられて、我慢して我慢して、その分、女性は努力して、努力して、、、そして疲弊していきます。
もっと自分を解放できたら良いなと私自身思いますし、
全ての女性のために、私は頑張ろうと思います!!
今日は、いろんなところから激励メッセージを多くいただきました!
告知していなくても、知人・友人も多くの方が見てくれたみたいで連絡をもらいました!
「スッキリ」すごい!!
今回、企画を担当され、私にもすごく気を使ってくださった女性ディレクターさん、ありがとうございました!!
お電話の時から、また実際お会いして、私がその方を応援したい気持ちでいっぱいになりました!
全ての女性の皆さん、そして応援してくださる男性、一緒に頑張っていきましょうね!!
港区議会議員 やなざわ亜紀