◆【23区1位】港区の合計特殊出生率1.39。港区をさらに子育てしやすい区にし、港区の状況、港区の施策を全国に広げていきたい。
全国的には少子化が叫ばれている中、港区では子どもの数が増えています。
特に港区で産まれる子どもの数が増えています。
0歳の出生数は10年前のなんと2倍です!
港区の合計特殊出生率も、平成16年の0.78であったものが、
平成26年には1.39となり、10年で0.61ポイントも上昇しました。
この合計特殊出生率は、公表されている数字では江戸川区と並んで1位です。
(細かく調べて行くと、実際は江戸川区が少し上回りますが・・・)
一番下のグラフをみていただけるとわかりますが、
港区に限らず、千代田区、中央区の出生率も上昇していますし、
都心区における高層マンションの建設ラッシュ、
職場と住居が近く、比較的ワーク・ライフ・バランスがとりやすいなど、
子育て層が流入しやすい立地としての要因はあるかと思いますが、
私は、港区民のために、日本人皆のために、
港区の合計特殊出生率が更に上がるように努力し、
港区の状況をより細かく分析し、
この状況や港区の施策を全国に広げていきたいと強く思います。
現在行われている予算特別委員会の総務費の款で、
合計特殊出生率の上昇の分析について質問したところ、
「この10年間に港区では、芝浦港南地区を始めとして多くの大規模集合住宅が建設され、
若い世代の方々が、港区で出産していると考えられ、
合計特殊出生率の上昇に大きく影響していると分析しています。
あわせて、23区で初めて出産費用の助成や、子ども医療費助成の対象拡大、
第2子以降の無料化など、港区の充実した子育て支援策が、上昇に寄与していると考えています。
そして、こうした施策への評価が、好循環をもたらし、若い世代の転入につながっていると考えます。」
という答弁をいただきました。
他にも、高層マンションの建設ラッシュが続いている自治体や職場と近い自治体はありますが、
その自治体の出生率が上がっていなかったり、
過去に1位だった自治体の出生率が下がっていたりする中で、
港区が1位になった(並んだ)理由は、
間違いなく、こうした子育て支援策の充実があると思います。
子育て支援の充実の中で、私が最も取組んできたのは保育園の待機児童の解消です。
私が議員になる前、5年前はワースト1であった港区の待機児童率はこの4年で大きく改善し、
(人口推計と潜在需要の掛け合わせを綿密に行っていただきました)
出生数がこのように伸びる中でも ある程度の実績、効果は出ましたが、
今年は昨年より厳しそうな声を間接的にもらっています。
明日は民生費の質問の日です。
(保育園関連など福祉に関する予算について質問できる日)
その辺りも追及していきたいと思います。
港区議会議員 やなざわ亜紀