港区・液状化マップ
こちら、港区の液状化マップです。
平成8年と記載されてますが、
「港区地域防災計画素案・震災資料編・平成19年」にも掲載されており、現在もこれを使用しています。
赤が、液状化が発生しやすい地域(2.4%)
黄色が、液状化の発生が少ない地域(26.7%)
緑が、液状化がほとんど発生しない地域(70.9%)
です。
液状化は、必ずしも埋立地だからしやすいというわけではなく、
もともとそこにある砂の性質によるようです。
また、液状化がしやすい土地と言っても、
港区の大きいビルのほとんどは、
深いところまで杭を打っているので建物が倒壊する心配はほぼないそう。
(あくまで、ほとんどのビル、と「ほとんど」がつきます。
どの建物が安全か危険かというのは、私有物のため把握できないそうです。私有ですからね。)
ただ、建物の心配は少なくても、
その周囲の環境、
例えば、道路とか、水道管などがダメになってしまう可能性はあるので、
どう対応していくかを行政側も個人も企業も考えていく必要があると感じました。
また、今年度中に、
改めて地盤を調査することも決定したそうです。
新たな情報がわかった場合、すぐに皆様にお知らせしますね!
ちなみにマップが欲しい方は、
港区役所6Fの建築課・構造係でもらえます。
港区議会議員 小田あき(現 やなざわ亜紀)
2 responses to “港区・液状化マップ”
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2013年1月に、港区から防災まちづくり整備指針案が公表され、そのなかで、液状化危険マップが示されました。これは、東京都の液状化マップや、小田議員が紹介しているこの平成8年のマップと大きく異なり、危険個所が増えています。もっとも、その判定については、やや疑問なところもあります。たとえば、土地が液状化するとしても、液状化は沖積層でのみおこるもので、沖積層に相当する地下3階部分あたりまで土を全部掘り返して建物を建てている高層住宅(わたしどものマンションはそういう立て方です)についても。やはり液状化で建物が倒れる危険があるかのごとき誤解を生じる様な地図記載になっています。3月の議会にて、この案が審議されるようですが、一方的な危険個所宣言には危惧をいだいております。議員のご意見を伺いたいと考えています。私どもは500戸の高層大規模マンションです。
2月28日に投稿させていただいた当方コメントは、結局4月11日現在、無視され続けているばかりでなく、管理者の承認待ちという状況でさらされたままです。残念です。
その後判明したことですが、港区の液状化マップ作成の基礎として用いられた各所ボーリングデータは、港区が収集の努力をせずに手に出来たものだけを基礎としていることが判明しました。小山町地区は再開発事業ですが、再開発事業で詳細に土質分析までされているボーリングデータは、用いられていません。民間に対してボーリングデータの提供を求めることは一切せず、たまたま持ち合わせていたデータだけを用いて調査したわけです。恣意的にボーリングデータが選別されたとは思いたくありませんが、数年前にとられているボーリングデータは無視し、20年前のボーリングデータを基礎とした調査にどれだけ意味があるのか、疑わしいと思います。改めて議員のお考えをお伺いします。