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産後ケア事業の効果

【こどもの日を前に】
私は最後までしたくなかったのですが人工破膜をしたことで急速にお産が進み、赤ちゃんの臍の緒が首に3回、身体に1回巻いていたことで、羊水の減少と共に臍の緒が赤ちゃんを締め付け、赤ちゃんの心拍が急激に減少し、さらにお産を急がなければならない事態に。

そして何とか赤ちゃんは無事産まれるものの(3分泣かなくて、とても心配した涙)、安心したのも束の間、今度は私の方に問題ありで、分娩後の出血が止まらず。
出血の原因も出血源もわからず、ただひたすら血が止まらないので緊急手術をすることに。
妊産婦死亡原因の3分の1が産科出血であり,分娩250例に 1 例の割合で2,000ml 以上の出血など母体生命に危険が及ぶ可能性がある(日本産婦人科学会周産期委員会) なか、私は2,500mlも出血。
(頚管裂傷でした)

手術が終わって生きていることを実感した時は、まず「マオに会える、良かった」と思って、手術台の上の照明を見ながら涙がツーッと横に流れ落ちるのがわかりました。
やっぱり何かあったら、この時点では何よりマオ。もし私が出産で死んでしまうようなことがあっては、マオにどれだけショックを受けるか、マオの人生に与える影響は計り知れないと。。
今思い出しても、涙出そう。。

それで今回、何が言いたかったかというと、
確かに私は気力・体力はある方だと思うけれど、そんな私が産後4ヶ月で、選挙をできるまで回復したのも、ICUでのケア、そして港区の産後母子ケア事業を受けたからだと思う。
産後数日はしばらくずっと極度の貧血から頭がガンガン痛かったけれど、
この時、そんな状態で退院し、自宅で新生児育児をしながら寝不足に耐え家事もして…というのは無理だったと思う。
無理じゃないにしても相当厳しかったと思うし、選挙できるほどの身体と気持ちになっていたかどうか。。

夜数時間でも一人で眠れる時間や、都度運んでいただける食事や薬がどれだけ回復を早めたか。
病院の先生、助産師の方々、ありがとうございました。

そんなわけで、産後ケア事業は、みんなに受けてもらいたいなぁと心から思います。

今年度は港区の産後ケア事業も拡大したけれど、私は啓発も含め、更に受けやすい環境整備を、議員として広めて推進していきたいと思います。

本当、出産は奇跡。  

港区議会議員 やなざわ亜紀