◆20日、熊本に行きました。現場でしたこと、想うこと、これからできること。
実は昨日20日水曜日、単身熊本に飛び、
現地で、先に支援に入っていた友人と熊本の方と合流して、
益城町など救援物資が行き届いていない場所に水や避難食、粉ミルク、おむつ等を届けました。
というのも、自分は自治体の議員であるので、
自治体の行政の動きもわかるし、
ニュース等で報道されております通り、
特に自主避難されている方のところには救援物資が届かない(追いついていない)ということや、
まだ現地に行けるボランティアの方は少ないでしょうから1人でも多い方が良いこと、
また、自分が議員であることもふまえ、
被災地へ1週間以内に行く事は、
より被災者の方のために、素早くできることが多いだろうし、
熊本はもちろん、今後の港区や、日本全体の防災対策、復興支援を構築していく上でも
大切であると考えました。
何より現地に行って動きたかった。それが一番わかるから。
ただ「議員」と名乗って行くと、
ただでさえ人手不足の熊本の行政が、
私に気を使わなければいけないでしょうから、それは避けるべきなので、
アポ等は取らず、現地に入り、民間の方と回りました。
もちろん、余震等が起きても「自分の身を守ることができるか」という判断と、
何かあった時の「覚悟」もある程度して行きましたので、
「無理はしない、必ずすぐに帰ってくる」と前日と当日の朝は、娘と母と約束し、娘のことを母に頼んで出発しました。
熊本で痛感したことは、日に日に必要な支援が変わるということ。
1日1日というか数時間単位で変わります。
そして、やはり圧倒的な人手不足で、支援が追いつきません。
まずは人命救助が第一ですので、今はそこです。
道路等はもちろん直っていませんし、
いつ直るのかも見通しが立たない状況です。
全国皆様のおかげで救援物資は増えておりますが、
たとえば、おにぎりが100個あっても、避難所に200人いらっしゃれば、
平等、公平の点から、おにぎりは配れず、そのまま廃棄になってしまいます。
冒頭書きましたように、
避難所に行けていない自主避難の方は、受け取れていない現状もあります。
昨日の段階で、民間ボランティアの方からやっとお水が届いたという場所もありました。
こういったあたり、どうにかうまくいかないものかと思います。
ネットでシステムを作り一括管理し、動ける人さえいれば解決できそうな気がします。
そして今、二次災害が起こり始めているそうです。
避難所等でのノロウィルスの拡大です。または拡大懸念です。
そのこともあり、より一層、賞味期限の近い食料を配布するのに慎重になっていると聞きました。
というのも、これは高齢者や子供たちを守るためでもあり、
病院の受け入れも、怪我をされている方で精一杯なので、
もしノロウィルスにかかってしまったら、
すぐに手当を受けられない現状があるそうなのです。
「なのでアルコール消毒液をもらえませんかね?」と、
現地で救援物資を運びまくっている地元の方から声をいただき、
また個人では救援物資の受け入れを、
「受け取らない」とか、「制限している」と聞いたので、
すぐに港区防災課、そして武井まさあき港区長に電話して、
「港区からも熊本市へ確認をとってもらった上でいいので、熊本市へ送って欲しい」とお願いしました。武井区長はすぐに動いてくれました。
また当然ながら経済も心配です。
今現地の方が現地の方を助けている状況なので、
それぞれお互いに我慢したり、ご自身のお店をたたんでの支援なので、もちろん日々赤字です。
今後の経営にも多くの不安を抱えています。
まだまだお伝えしたいことがありますが、取り急ぎ、今日はここまで。
募金、ボランティア、熊本を想う、
皆さんのご支援を何卒お願いします。
港区議会議員 やなざわ亜紀
自分たちで参議院議員の候補者を選べる画期的な取組オープンエントリープロジェクト
参議院議員公認候補オープンエントリーファイナリストNO.11 柳澤亜紀