「森とのふれあい」、「人とのふれあい」の中から心身ともに豊かさを享受できるツーリズム
これまで3回(この回を含め4回)にわたってお伝えしてきた
青森県七戸町のグリーンツーリズムモニターのご報告は今回で最終回です!
モニターの一員として、
読んでいただいた皆さんが、少しでも七戸の良さを知っていただき、
機会があれば、このグリーンツーリズムに参加していただけましたら幸いです。
では前回の続きです!!
グリーンツーリズム2日目、植樹後は蔦温泉へ移動。
木々に囲まれた広い敷地をバスで入っていくと、
池の向こうには、大正7年に建設された唐破風の玄関を持つ木造2階建ての建物が表れました。素敵!
次の集合までが1時間という時間だったのと、
近隣にある蔦沼がその伝説と共にとっても気になっていた私は入浴はせず、皆と別行動で周辺の一人散策。
(伝説が気になる方はぜひネット等で調べてみてくださいね。いろいろあります。)
(ちなみに、七戸で聞いた民話や伝説は悲恋の物語が多かったです)
蔦沼までの散歩道、綺麗でしょー。緑の美しさとシンとした静けさに、日常の喧騒を忘れ、ほんと癒される空間でした。
ここを抜けると目の前に蔦沼が広がります。
聞こえるのは、風にそよぐ草の音、鳥の声、蛙の声だけ。
動くのは、魚が泳いで揺れる水面だけ。
ぜひ現地で感じていただきたい、静寂の中での動。
360°でお見せできないのが残念。紅葉の季節はかなり美しいそうですよ。
そんな環境下で、ほんのちょっぴり読書。とても贅沢な時間でした♪
再びみんなと集合した後は(温泉はとってもいいお湯だったそうですよ♪)、奥入瀬渓流エリアでランチ。
ここでおススメなのは八甲田牛焼うどんか青森の有名なバラ焼き定食です。
私は違うのオーダーしちゃって、優しい皆さんからちょっとずついただいちゃいました♪
(ほんと美味しくて、結局私のも皆でシェアして、改めて八甲田牛焼うどんをオーダー笑)
その後は、湿原散策。
(にんにく収穫に引き続き)これまた人生初めて苔をルーペで観察すると共に、
森林の原点や形成過程を学びました。
野生の藤です!!
いや~、咲かす美しい花からは想像もつかない強烈な力で他の木に巻きつき成長していきます。
藤に巻きつかれた木は耐え切れず死んでしまい、この後、枯れていくそうです。
でも、この藤はこの木とは運命を共にせず、
「あ~、コイツはもう駄目だな」←(たぶんこんな感じ)と、この木を見限って、隣の木など他所の木に移っていくのです!!
↓この木はカツラ。
カツラは自分の子孫を増やすため、この写真のようにどんどん自分のクローンを作っていくそうな!!
↓これはツルアジサイ
野生の藤と同じく木に巻きつきながら育っていくのだけど、
ツルアジサイは、巻きついた木と共生しつつ自分も花を咲かせるそう。
(ツルアジサイの写真はフリー素材からいただきました)
「ツルアジサイのような人を目指さないとね!」
とか
「(野生のフジに巻きつかれても元気に生きてる木もいて)このように強くならないとね!」
なんて、言い合いながらの散策はあっという間に終わりました。
・・・こんな風にたっぷりと自然と会話を楽しんだ青森県七戸町グリーンツーリズムモニターツアー、いかがでしたでしょうか?
ツーリズムという名の通り、仕事というより、楽しませていただきましたが、
何より私自身が一番享受できたと思うのは、ゆとり。
ゆっくりとした時間が自分にとっていかに大切かを学べたこと。
この学びは港区に帰って、これから仕事をしていく上でもきっと役に立つと思っています。
ただ無心に農作業することや、森林の木々をじっくり観察する・・・、
無理やりにでも時間を取らないとなかなか行わないことだと思いますが、
この「無理やりにでも取る」というのが時には必要なのかもしれません。
最後になりましたが、お世話になりました七戸の皆さま、本当にありがとうございました。
ぜひ港区にもいらしてくださいね。
個人としては、今後より一層人と人とのつながりを大切にし、
政治家としては、共に地方自治を発展させていきたいと思った2日間でもありました。
そして、2日間、一緒に過ごしていただいた皆さんもありがとうございました。
全4回グリーンツーリズムモニター報告
グリーンツーリズム体験その1:エコ観光で活性化!青森県七戸町のグリーンツーリズム
グリーンツーリズム体験その2:畑で農業体験!人生初のにんにく収穫
グリーンツーリズム体験その3:植樹体験:幻想的な八幡岳で、ブナ、ミズナラを1,000本植える!!
グリーンツーリズム体験その4:「森とのふれあい」、「人とのふれあい」の中から心身ともに豊かさを享受できるツーリズム
港区議会議員 小田あき(現 やなざわ亜紀)