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◆港区保育園、平成28年度4月入所の申込状況(3/3現在)や今後の対応策など。

先日 港区の認可保育園の一次申し込みの結果が出ました。
以前より ご相談を受けていた友人たちからは「入園できた」との報告をいただき、
私も胸を撫で下ろしましたが、その友人たちからは
「私の友達は入れなかったんです・・・」という声や、
直接の友人からも「出したけれどダメでした。この●●の部分に不服を感じています。二次に向けてアドバイスが欲しい」という声など、
保育園関連の相談が今年は昨年より かなり多く心配しています。

H28年度4月入園の一時申込者は2,125人で昨年度より151人多く
申込者数が特に多い0歳児は693人、1歳児は759人となっており、
それぞれ昨年度より103人、114人増加しております。

申し込み者数の地区別では、芝浦港南地区が790人で全体の約37%と最も多く、
次が高輪地区の490人となっております。

最終的な4月入園の状況につきましては、現在二次選考を行っていることから、
現時点では見込む事が困難ですが、
4月下旬までには、入園者や待機児童数の速報値がでます。

そして、現在行われている予算特別委員会で、
今日は待機児童の解消にいたらなかった場合について、その対応策について質問をしました。
やなざわ亜紀

行政からは
「平成28年度中に開始する予定の小規模保育事業による0歳児や1歳児を中心とした定員確保のほか、私立認可園の誘致や、既存の保育園の定員拡大など、待機児童解消に向けて様々な手法により柔軟かつ迅速に取組んでまいります。」との答弁をいただきました。

保育園の内定がまだ決まらずご不安に思われている保護者の方にとっては、
この答弁は抽象的に思われるかと思いますが、
ここで一旦、前向きな答弁をいただくのが大事なのです。

正式・公式な場で、このお答えをいただいているので、
私・議員側もこの後の交渉(話、水面下も含む)がしやすいのです。
今後とも、全力で保育園の定員確保に努めて参ります。

ちなみに現在決まっているところで一番直近の新しい保育園の開設は、
芝浦港南地区に小規模保育園が1園開設する予定です。

もし、認可園、認証保育園に決まらなかった場合、

いえ、その前に、認証保育園について触れておきますが

認証保育園の申し込みについて、よくご質問をいただくのですが、
認証保育園で「●●人待ち」と3桁に近い、もしくは3桁の数字を園から聞かされ、
保護者の方は絶望的な気持ちになってしまいますが、
(私の娘の時も(5年前も)そうでした。でも感覚的には今の方がその数字は多いかな)
とはいえ、これにはカラクリがあり、
認証保育園は申し込み順に、延べ人数でカウントしています。
(違う園もあるかもしれませんが、この場合がほとんどです)
そして、認可園のように、出産後、復職前の申し込み、
もしくは、4月入園の場合だと、皆が2月中旬の締め切りに併せて申し込むのとは違い、
妊娠時から何園でも申し込みができるので、
その数字は、港区で産まれる子どもの数が多く、保育ニーズが高まるほど膨れ上がっていきます。
ですが、港区では認可園の定員拡大も早いスピードで行っていますので、
認可園の内定者の数も毎年増えています。
ですので、認証保育園に申し込んでいる家庭が認可園の内定が決まると、
認証園の方を辞退する家庭がほとんどであり、
認可園の定員は各園で10人ぐらいから30人超えるので、
(そのエリア合計では軽く100人超える。)
3桁近い数で待っていたとしても一気に自分の(自分の子どもの)内定が決まります。

(実は、このことはこのことで、
認証保育園の事業者の方から、「民間泣かせ」と言われていたりしており、心苦しいことでもあります。)

それでも、漏れてしまった場合、
話を戻しまして、認可園、認証保育園に決まらなかった場合ですが、

港区では、
H28年度4月からの認可外保育施設の保育料の助成が予算計上されています!

これは私が5年前、
待機児童率がワースト1であった港区で議員になった当初から訴えてきたことでもありました。
「認可にも認証にも入園できず、やむを得ず無認可の保育園に通う方には、差額を補助すべきだ」という主張です。
これが、今年になりやっと叶いました!

それを踏み切った理由として、区は、
「認可外保育施設への支援策は、検討課題の一つでしたが、一方で、認可外保育施設については、東京都の届け出により施設を開設できることから、職員配置の状況や運営方針、保育内容が多様であり、実態が把握できていませんでした。このため、区は平成26年度末から平成27年度にかけて認可外保育施設の調査や訪問を行い、実態の把握を行った結果、東京都の基準を満たしている認可外保育施設については、認証保育所とほぼ同様の保育の質が担保されていることを確認しました。
区では、待機児童解消に向けて、これまで区立認可保育園の新設や、私立認可保育園の誘致などにより、保育園定員の拡大に取組んできましたが、平成26年の合計特殊出生率が1.39と23区でトップに並び、最近の人口動向を考慮しますと、保育需要は増加するものと考えています。
こうしたことから、平成28年度から、認可保育園の入園を希望しながら東京都の基準を満たしている認可外保育施設に通う児童に対し、保育料の助成を行うこととするものです」と答えています。

↓そして今年予算計上されたその内容です!

東京都の基準を満たす認可外保育施設に通う児童の保育料を新たに助成します!
対 象:認可保育園の入園の申込みをしながら東京都の基準を満たしている認可外保育 施設に通う児童(月 160 時間以上の利用契約)の保護者

助成内容:認可外保育施設の保育料と保育園に通った場合に負担する保育料との差額を 助成します。(ただし、認可外保育施設の保育料は8万円(2 歳児クラスまで) または7万7千円(3 歳児クラス以上)を上限として助成)

※認可外保育施設に在園する第2子以降は、保育園保育料を無料とみなして差額を助成

現在区は、対象人数をあまり多くは見込んでいないようですが、
対象者が増えた場合にも柔軟な予算の計上を本日お願いしましたので、こちらもご検討ください!

まだ書きたい事は続くのですが、
明日もまだ委員会があり、朝早く、
私の質問時間もあるので、
今夜は体力・知力・気力のためにもう寝ようと思います。少しでも早くお伝えしたくて、ここまで取り急ぎUPしました。続きも急ぎます!おやすみなさい。

 

港区議会議員 やなざわ亜紀