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13日の委員会レポートその3:PDCA、戦略、マーケティング的なものの甘さ、無さ、企業では有り得ない。本当に待機児童を解決しようとする気はあるのか?待機児童解消のための具体的な数値目標、根拠に乏しい区政!このままではいけない!

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この写真、タイトルは「怒りの笑み」というところです。

13日の委員会では「子育て・子育ち施策」についてを議論をし、特に待機児童については活発な議論がなされました。

レポートその1では、今年の保育園定員拡大数が現実問題と大きな乖離をしていることについて、
レポートその2では、起こり得る問題に対しての対策を結果的にしなかったことについて、

そして今日のレポート3では、タイトル通りの行政への怒り
「企業では有り得ない。本当に待機児童を解決しようとする気はあるのか?待機児童解消のための具体的な数値目標、根拠に乏しい区政!このままではいけない!」
をお伝えしたいと思います。

今、港区では平成24年度~平成26年度(2012年度~2014年度)の港区基本計画を策定中です。

保健福祉委員会では、「港区地域保健福祉計画」を練っており、港区の喫緊の課題でもある待機児童を解消していくための議論も、この委員会で行われます。

3カ年計画を立てているので、

「2012年、2013年、2014年度の待機児童数の目標数を教えてください。」と質問したところ、、

「ない」と言うのです。

ゼロを目指しているが、景気の動向や人口の流入・流出などの社会的状況によって大きく変わるので、数値目標は立てていない。動向や状況を見て随時拡大していく。

・・・とのことなのですが、

びっくりしませんか?

数値目標がないのですよ!!?

「港区の喫緊の課題」と区長も行政も言っているのに!

企業の3カ年計画だと、景気など社会的状況や顧客の動向やニーズなどを分析し

1年目は●●、2年目は●●、3年目は●●などと文言と共に数値目標も絶対にあります。

そして、その目標に合わせて、どうすればできるか?を考え計画し行動する。

しかし、港区は待機児童解消のための計画的数値目標がない・・・。

その後、

「今年度4月に265人だった待機児童数を、3カ年の最終年度の平成26年度には、「50人」とする。」

と解が出てきました。(やはり平成24年度、25年度の目標はありません)

しかし、今度は、その50人にするための裏付けや根拠が、

「ない」

と言うのです!!

この「50」は、
児童福祉法に基づき、待機児童が50人以上おり、保育の実施の事業等の供給体制の確保に関する計画を策定することが義務づけられている市区町村を特定市区町村というのですが、
このように国がある程度の基準を50人としているからとのこと。

怒ると言うか呆れるというか、
本気で待機児童を解消しようと思っているのか!?と今回ばかりはいつも以上にこの問を投げかけたい!

また、同じ保健福祉委員のうどう委員が要望しましたが、目標は「0人」とするべきと。

本当にその通り。

いろいろなことが重なり「0人になることはない」と言われている待機児童ですが、
0を目指すべき。
また、50人と明示したのだから、最低でも50人とするために、

港区の人口予測から、
保育園利用者の潜在需要も見込んで●●人と設定して、
●●円という予算額で、
保育園の新設・定員拡大で●人、また、保育園に通わなくても一時的保育サービスを拡充、そして利用しやすくするシステムを●●は作っていき、計画上は待機児童はゼロになる、とゼロまでのシュミレーションをすべきです。
そしてそれでも出る待機児童に対しては追加で対策をすればいいのです。

これは行政の方々と一緒に作っていきたい旨を伝えたいと思います。
もちろん皆さんからの力も貸してもらいつつ!

そうしないと、今の3カ年計画だと、絶対に待機児童は解決しない!
行政の姿勢も、
ゼロにはならないを前提に
ある程度、幼児人口のピークが過ぎて待機児童が減っていくのを待っているように思えてならない。

私が目指すのは、そうではなく、
働きたいと思う人は、子どもを産んでも安心して働き続けることができる社会、
子どもを生み育てることにもっと夢を持てる社会です。
そのために少なくとも、保育園の心配をしなくても良い状況は作らなければなりません。

港区はそのためにキーとなる街なのです。
これについては、いづれまたお伝えしていきますが、
本当にもっともっと頑張らなければならないと思った13日の委員会でした。

最後に・・・。
待機児童問題に関する行政への怒りを書かせていただきましたが、港区は他の自治体よりも取り組んでいると言えます。
それについては感謝しています。
でも、それでも、解決しない現状があるのです。これについてもいづれお伝えしていきます。

皆さんも一緒に頑張ってくださいますようお願いいたします。
レポートを読んでいただきありがとうございました。

港区議会議員 小田あき(現 やなざわ亜紀)

1 response to “13日の委員会レポートその3:PDCA、戦略、マーケティング的なものの甘さ、無さ、企業では有り得ない。本当に待機児童を解決しようとする気はあるのか?待機児童解消のための具体的な数値目標、根拠に乏しい区政!このままではいけない!

  1. 子供が小さいうちは自分たちで育てている家庭の納めた税金も使って、ゼロ歳児保育をすることに疑問はないのでしょうか。
    おまけに「幼稚園での預かり保育を推進し、専業ママへの保育・子育て支援の実現。」だそうです。
    なぜ、子育て支援=子供を預けること
    なんでしょうね。
    子どもは寂しがりますよ。

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